002 従来のバンドレコーディング

前項でも触れましたが、レコーディング、音源制作が身近になっていることは疑いようもありません。もちろん、バンドレコーディングの分野でも同じことです。

これまで、アマチュアのバンドレコーディングは、8時間で10万円前後が相場でした。そして1曲、いろんなことが奇跡的にうまくいって2曲くらいどうにか、といったところ。単純計算で1曲あたりのレコーディングコストは5~10万円になります。簡単に手が出せる金額ではないでしょう。

従来のレコーディングがこれだけの高コスト体質なのは、もちろんいくつも理由があります。レコーディング機材は専門機材なのでどうしても高価です。また、多くの場合、スタジオとコントロールルームは1:1の関係であり、VoをレコーディングしているときにDrのラフミックスを整えたり、BaのレコーディングをしているときにGtの音を作ったり、ということが不可能なので、作業効率が悪いのです。

4ピースのロックバンドの場合、レコーディングはだいたい次のような流れで行います。

  • Drセッティング
  • Drレコーディング
  • Baセッティング
  • Baレコーディング
  • Dr・Baラフミックス
  • Gtレコーディング
  • Dr・Ba・Gtラフミックス
  • Voレコーディング
  • ミックスダウン

このとき、Drは最後のミックスダウンまで立ち会おうとすると、6時間くらい空くこともザラです。結局、高いカネを払って、朝から晩まで拘束され、1~2曲できるかどうか。アルバムなんて夢のまた夢、というのが現実でした。

その状況を、arecsでは変えたいと思っています。